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2024年 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

2024年も、弊社、ネイバルアーキテック長崎をよろしくお願い致します。

さて、昨年からの宿題でした、長崎放送:NBCのPINT出演に関する情報ですが、以下に動画リンクを貼り付けます。
ホームページに顔を出したくないなぁと思いつつも、この動画ではガッツリ顔出ししておりますので、
どこかで見かけたら是非声をかけてください。

https://www.youtube.com/watch?v=JRgJQjoI38U

現在弊社は、メタバースによる船の建造実証事業を行っており、本件は国土交通省海事局の補助金案件となります。
メタバースと造船のコラボレーションは、私が一番乗りですね!という意志を示している案件です。

メタバースに関する詳細は、以下、私からのマニアックな話として、今年も長文を掲載致します。
(私の性格をご存知の方に向け、メタバースに対する私の考えを掲載します。)

また、弊社が推奨する3D CADソフト”ライノセラス8”がリリースされましたが、
正式な代理店としての活動は、引き続き行っていきます。
ライノセラス8のご購入を検討されている方、連絡をお待ちしております。

なお、新規採用に関する案内を掲載する予定でしたが、方針から練り直している最中です。
すみませんが、ご了承ください。

では、2024年も弊社は積極的に新しいことにチャレンジしていくつもりです。
なにとぞ、よろしくお願い致します。

さらなる長文に付き合ってくださる方は、以下、メタバースに対する私の考えも是非ご閲覧ください。

~~~~~~~~~メタバースに対する私の考え~~~~~~~~~~

まずはメタバース初心者の方に向け、簡潔にメタバースを説明します。
多少、解釈の違いはあると思いますが、大きくはズレてないと思いますので、ご容赦ください。

メタバース=仮想空間という認識だと思いますが、メタ(超越した)バース(世界)という理解でよいと思います。
この技術は、世間のブームの上がり下がりを繰り返しながらも、確実に、成長している産業です。

2024年現在の技術は、メタバースのゴールに対して、あなたは何%ぐらい達成していると思いますか?

私の感覚では、10%以下です。

え?と思われる方も、いらっしゃるでしょう。”もう確立された技術でしょ?新鮮味もないし”、と思ってませんか?

ビジネスに関する本(自己啓発的な本)には、仕事をする上で、”ビジョン”が大事と、あらゆる本に書いてあり、
古代の石工に対する”あなたの仕事は何ですか?”という有名すぎる質問と、その答え”石をくみ上げております”がNGで、
”大聖堂を造っております”が正解という話、、まさにそれと同じことが、今回の話にも当てはまります。

メタバースのゴール、すなわち100%の完成型とは、”人が死ぬことがない世界”かな、と私は思っています。

おいどうした内田?ついに頭のネジが吹っ飛んだか? と、思っている方、ご安心ください。
宗教の教祖になる才能がある、と言われたことはありますが、宗教でも何でもなく、私は科学に生きています。
壺も売りません。

完成までの技術が、あと30年ぐらいでできるんじゃないか?と、勝手に期待しており、
現在46歳なので、私ぐらいの世代が、死ぬか死なないかの、狭間の世代、と、勝手に位置づけております。

つまり、この技術が完成すると、今までの偉人たち名言の数々が、覆ります。

人にはいつか、必ず死が訪れる。⇒ 訪れないかもしれません。

となると、ずっと生き続けるわけですから、一時の”損得”よりも、
永遠なる”人徳”のほうが重要視される社会になりそうです。

私は、メタバースを否定する方々と出会うこともあります。

それメタバースを使う意味あるの?普通の3Dビューワでいいんじゃないの? と言われます。

メタバース自体が、ゴールに対して10%以下なのに、早々に否定しないでくれよ。が私の本心なのですが、
”いつか死なない世界を目指すから”は、答えになっていないこともわかっています。
ただ、このような壮大なビジョンからメタバースを見ると、世の中にある各社のあらゆるメタバースは、
否定するものではないと思っております。
そしていつか、全てのメタバースは、自由に行き来することができ、ひとつに統合されるかもしれませんね。

さらに脱線しますが、私がある方にこの話をしたとき、”内田さん、アップロードというドラマを見てください”と、
視聴を薦めてもらいました。
Amazonのオリジナル作品ですが、とても面白く、近い将来、現実に有り得ると思いました。1つの、未来です。

また、日本のメタバースの中心にいるクラスター社の加藤直人氏は、リアルとデジタルの主従関係がひっくり返り、
デジタルが主で、そのためのリアルが従になるかも、と言っています。

2023年のメタバース展での加藤氏の講演の中で、”脳みそ”の絵を線で繋いでいるスライドを見たとき、
私の周りは、話を理解できない方が少々ざわついておりましたが、私には彼のビジョンが理解できました。
事前に”加藤直人が人生でやりたい7つのこと”という動画をyoutubeで見ていたからです。

私も加藤氏と同じビジョンを持ちたいですが、とにかく、今の私は力不足です。現状にいっさい満足していません。
船の業界、海の業界に、まずはメタバースという技術でイノベーションをもたらす活動をしています。
それと同時に、まだ世の中にない”新しい船”の開発も、あらゆる方向から進めて行きたいと思っています。

引き続き、弊社をよろしくお願い致します。
今年も長文に付き合ってくださり、誠にありがとうございます。

ネイバルアーキテック長崎
代表取締役 内田恭浩

2024年01月22日

第五十八金栄丸 シップオブザイヤー 作業船部門獲得 あれこれ

包み隠さずに、第五十八金栄丸のシップオブザイヤー応募から受賞までの流れを皆さんに紹介したいと思います。
まずは、表彰状から! ↓

 

表彰状のご閲覧、誠にありがとうございます。
事務所の入口に、どーんっと飾っております。

本船の紹介につきましては、以下サイトに任せるとします。

https://www.jasnaoe.or.jp/soy/

仲間内では、”こうゆうのって、デキレースなのかな?”とか話しておりましたが、そんなことは一切無いことが、
我々の受賞で証明されました。

さて、まずは本船をご推薦いただいた、長崎総合科学大学の松岡教授に感謝致します。
松岡教授には色々な場面でお世話になっており、これからも弊社と共同戦線を組みたいと思っているお方です。

推薦後、船主である有明商事殿に、船の紹介資料、本番用のプレゼン資料を全て作ってもらいました。

2023年5月11日 選考会にて、エントリー船1隻につき12分間のプレゼン発表がありました。
各社、各船、素晴らしいプレゼンを聞き、大変楽しい選考会だと思いました。

ただ、”場違い感”を感じたことは言うまでもなく、質問攻めにあっている他船の担当者を見て、
正直、”帰りたい”と思いました。。

プレゼンには慣れているつもりでしたが、さすがに緊張しました。

原稿もありましたが、アドリブ好きに入れていいよ、と事前に承諾をもらっていましたので、
原稿部分を読み切った後、私自身の言葉で、各ページを補足して行きました。
それが、”内田流プレゼン”です。

”ちょ、この装置、ホントに載せるんすか?と、船主さんに聞き返しましたよ!ホントに凄い装置だったので。”

自分の普段の話言葉を入れることで、聞き手が、しっかり聞いてくれてるように思いました。
また、他船のプレゼンを聞いたうえで、直前で原稿を書き直したりもしました。
きわめつけ、発表に対する時間管理も成功しました。
”ご清聴ありがとうございました”と、12分終了を知らせる鐘が、同時に重なったとき、場内で軽いどよめきが起こりました。
”ブザービート、決めてやったぜ”と、心の中で言いました。

後日、プレゼンを聞いてくださった方々から、”プレゼン良かったよ!”と言われ、やり切った感、ハンパなかったです。

全ては、第五十八金栄丸のコンセプトと、有明商事殿が作成した完璧な原稿のおかげでしたが、、

やり切った感、ハンパなかったです。

後日、受賞連絡を受けたとき、久しぶりに仕事でガッツポーズをしました。
とても素晴らしい賞を受賞できて、心の底から嬉しかったです。

2023年7月14日 受賞式、我々は船主さんを含む各企業の代表者4名で出席しました。
表彰式後の祝賀会時、受賞挨拶を、船主さんから私が譲り受け、冒頭で軽いボケをかまし、軽くスベりながらも、大役をまっとうできました。
受賞挨拶コメントは、”海事プレス オンライン版 8月9日のログブック 内田恭浩”に掲載されております。

引き続き、ネイバルアーキテック長崎を、よろしくお願い致します。

長文でしたが、ご一読ありがとうございました。

 

2023年10月25日

第五十八金栄丸 シップオブザイヤーへの応募

昨年、水辺の森公園でお披露目した第五十八金栄丸(船主:有明商事殿)につきまして、
2022年シップオブザイヤーに応募しました。

応募船の紹介サイトは以下になります。

https://www.jasnaoe.or.jp/commendation/soy/2022.cand.html


【技術(含、コンセプト)の独創性・革新性】

本船「第五十八金栄丸」は主に九州近海を運航する砂利採取運搬船。従来の造船所主体の建造手法と違い、船舶設計事務所主体で各メーカーを取り纏め建造する手法を採用し建造した船です。本船の特徴として①「オペレーター不足解消するため、バックホウ式荷役装置を採用」、船員の負担軽減・船舶の安全性向上のため、②「複数メーカーを横断したデータを収集する次世代機関監視システム“Smart Dock”やデジタルツインを開発・搭載し、陸上からの機関状態の監視を可能とした」、③「グローク社の開発した状況認識システム“グローク・プロ”を搭載し、夜間を含むブリッジでの監視作業の負担軽減」に取り組んでいます。また防災・環境負荷の対策として、海水淡水化装置を搭載し水資源の保全や災害時の給水活動支援も可能な船舶としています。このように本船はDXによる省力化、効率化、安全性能向上に注力した船舶の建造となっています。

~~~~~

上記の紹介文にあるように、弊社にて全体的な取り纏めを行なった船となります。
以前、シップオブザイヤーを獲得した琵琶湖の研修船”うみのこ”も弊社が設計を担当しておりましたが、
メーカーを含めて全体の取り纏めを行なった船は、本船が初めてです。
1時間に80tもの水を生成できる海水淡水化装置を積んでいる船は、おそらく世界にありません。
是非、シップオブザイヤーが獲得できればと願っております。


2023年03月23日

2023年 新年のご挨拶

 

明けましておめでとうございます。
ネイバルアーキテック長崎有限会社 代表取締役社長の内田恭浩です。

昨年はNPO法人 海洋環境研究機構(K-CUBE)の理事長として、長崎水辺の森公園にて”働く船の見学会”を実施し、
多くの方にご来場いただきました。メディアでもご紹介いただき、長崎新聞にも掲載されました。
イベントの様子及び新聞の内容など、以下のツイッターで見ることができます。

https://twitter.com/K_CUBE2022

様々な方にご協力いただき、誠にありがとうございました。

さて、本業である”船の設計”に関する話題ですが、
弊社は昨年、次世代型3D設計に関する技術開発に取り組み、多くの時間を費やしました。

ようやくですが、造船所様に対して、自信を持ってレビューできる技術に育ちました。
2023年は、造船所様へ直接お伺いし、弊社の次世代型3D設計をご説明させていただければと思っております。

直接お見せしたいので、多くをここでは語りません。
ですが、必ず、皆様を驚かせます。
日本のあらゆる造船所、及び船舶設計事務所では、おそらく同じ手法は存在しないと思っており、
国土交通省・経済産業省など、国の後押しを受けてDX推進に向けて取り組んでおられる造船所の方々にとっても、
弊社の技術は、皆様の参考になると思っております。
なぜなら弊社は、この技術により、”メタバース”の事業に参入できる可能性さえあるからです。

弊社とすでに取引のある造船所様には、私からご連絡致します。
また取引が無くても、セミナーや勉強会で直接お会いした方々は、是非、声をかけてください。

船主様につきましては、弊社がコンサルティングするという大袈裟な立場ではなく、
船に関する様々なことを気軽にご相談ください。お手伝いという立場で、ご協力致します。

新年のご挨拶としては以上となります。
今年も、ネイバルアーキテック長崎をよろしくお願い致します。

~~~~ここから先は、私のマニアックな話に付き合ってくれる方が、お読みください。~~~~
   (私の性格をよくご存知な方へ向けて、以下のコメントを書いております。)

”私には理解できない”シリーズの第1弾です。
賛否あると思いますが、いつか皆様と意見交換してみたいです。

その1.営業や現場の方が、3D図面を拒否する姿勢が、私には理解できない。
  理由:3D図面は、営業や現場の方に対しては、プラスの情報しかありません。
     営業や現場の方に対し、必要な2D図面は、当然残します。
     協議しながら2D図面を減らすのがベストです。
     3D図面を使った船主様との打ち合わせは、双方にとってプラスしかありません。
     3D図面を見れば、最終形態をイメージしながら、ものづくりができます。

その2.経営の方が、3D=巨額投資と思っている姿勢が、私には理解できない。
  理由:生産まで含めた舶用の3D設計TOOLを私は否定しません。
     どんなに高額であろうと、生産性に有利であれば、舶用の優れた設計TOOLに投資すべきです。
     但し、高額な設計TOOLの延長線上に、営業用の3D図面と現場用の3D図面を置くことには否定的です。
     営業が使う3D図面は、漫画絵レベルでよいのです。求められるのは、”作図スピード”です。
     そしてもう1つ大切なことは、”データの軽さ”です。
     私個人の感覚では、1つのデータを200メガ以下にすべきかと。
     上記を達成するには、汎用の3D設計TOOLを利用することです。
     世の中には、すでに無料のTOOLもあります。汎用ゆえに、データが軽くて、値段も安いのです。
     TOOLの使い分けが重要であり、1つのTOOLに固執しない方が良いと考えております。
     長年使って来た3D設計TOOLをバージョンアップして営業用や現場用に使用するより、
     営業用と現場用のTOOLは、生産設計用TOOLとは、それぞれ住み分けた方がよいと思います。
     巨額投資は、必ずしも必要ありません。まずは少額な投資から試してみてください。
     弊社はすでに3D一般配置図を作図して提供しておりますが、お客様の反応はとても良いです。
     なぜなら、詳細設計に入る前に、一般配置図を3Dで描くからです。
     現場用の3Dビューワに関しても、これから造船所の皆様にとって、良いものをご紹介できればと考えております。
     タブレット端末の現場利用? いえ、タブレット端末さえ、現場作業員にとっては邪魔と考えます。
     現場用の端末は、スマホでの閲覧、一択ではないでしょうか。
     複数人で図面をみながら現場で協議する場合は、スマホの画面をミラキャストで大画面に映し出せばよいかと。
     弊社が目指しているところは、直接会ってから、ご説明致します。
     

その3.設計の方(主に2Dでやってきた熟練の設計者の方)が、3D図面を拒否する姿勢が、私には理解できない。
  理由:”船に3D設計なんて、必要ないよ。”
     よく耳にするのは、熟練の2D設計者からの声です。
     会社の経営状況まで見据え、役職もあり、社員からの信頼もある。
     その想いは深く、おそらく私は、説得できないでしょう。
     ですので、少し視点を変えて、私が目指す3D設計の根底部分を紹介致します。
     引渡し前の完成したばかりの船に乗り、現場を歩いて確認するシーンを想像してみてください。
     目の前に、反省が広がります。
     ここの配管、こっちの方がよかったね。ここの電路、なんでこんなルートなの?
     あなたが現場監督の立場ならば、指摘して、修正を要求することも可能でしょうが、あなたは熟練の設計者です。
     若手や外注が書いた設計図のチェック不足を悔み、次の船で活かす対応しかできない事例もあるでしょう。
     但し、完成したものを歩いて見てまわり、指摘することは、実は難しいことではありません。
     設計した本人でさえ、こうなってしまったか、と、現物を見てミスに気づきます。
     我々は、現場監督ではなく、設計者です。現物が完成する前に、ミスに気づく必要があります。
     2Dの図面で、ミスを見つける作業は、とても難儀です。
     設計でのダブルチェックでスルーし、製造現場からの指摘で、製品としてのダブルチェックが
     なんとか成り立っている状態に陥っている可能性もあります。
     この問題の打開策として、3D図面が、あなたの熟練スキルをさらに活かします。
     現物を見れば様々なことを指摘できる熟練のスキルを持ったあなたが、リアルな3D図面を見て周り、
     現物ができあがる前に、まずい点を指摘すればよいのです。知見者による3Dレビュー会の実施です。
     あなた自身が3D図面を描かなくてよいのです。3D図面は、若手や外注が描きます。
     できあがりをチェックする上で、3Dビューワだけを操作できればよいのです。
     ただ問題となるのは、3Dレビュー会の実施時期です。現場に2D図面が流れた後では遅いです。
     工程のスピード感に合った設計TOOLでなければなりません。
     なので今後は、”船に3D設計なんて、必要ないよ。”とは言わずに、
     ”こんな工程で出てくる3D図面なんて、いらないよ。”と言ってください。
     実は、熟練の設計者にとっても、3D図面はプラスの情報しかありません。
     ”若手に描かせるまでが大変なんだよ”と思った方、ご連絡お待ちしております。
     弊社が2Dも3Dも描きます。2Dと3Dの重複設計でも、同じ設計事務所で描けば、かなり効果あります。
     目指すところの究極は、3Dビューワで、船主承認を得る未来です。
     船主様からの現場監督の派遣が不要になるかもしれません。
     船主様、造船所様、双方にメリットありそうです。

 

その4.頭のキレる設計の方が、ゲーム業界のプログラマーを遠い存在と決めつけている姿勢が、私には理解できない。
  理由:私、昭和52年生まれで、現在45歳です。
     幼少期、親が買って来たMSXという名のコンピューターで、PC雑誌に掲載されているプログラムを
     せっせと書き写し、不快な音を立てるテープレコーダーにプログラムを保存し、そのゲームで遊ぶという世代です。
     90年代、Windowsの登場に驚き、グラフィックが進化し続けるプレステなどのゲーム機に感銘を受けた世代です。
     昭和のプログラマーは、主にグラフィックを競い、ハードとソフトの両面で苦労してきたと思いますが、
     令和のプログラマーは、果たしてそうでしょうか?
     令和のプログラマーは、圧倒的なクリエイティブさを要求されており、グラフィック至上主義でもなく、
     皆が楽しめるゲームを創造する必要があります。
     ゲームを作るという環境は整っており、ゲームを創ることに苦悩しているプログラマーが多いと思います。
     船舶設計者にとって、ゲームを創るプログラマーは確かに遠い存在かもしれませんが、
     現在、ゲームを作ることに関しては、敷居が低くなっていると感じています。少し勉強すれば、誰でもできそうです。
     しかも、我々には、クリエイティブさは、求められていない。明確な仕様、要求もある。
     好景気のときは忙しくて、そんなことを考える暇もないでしょう。
     不景気のときこそ、エンジニアはチャンスなのです。
     不景気で通常業務が無いときに、いかに会社として未来の技術に投資できるかが発展の鍵と思っています。
     是非、弊社にその一歩目のお手伝いをさせてください。
     なお、ここまで読んでくださったあなたに、私は営業を仕掛けます。
     難しい仕事を創造して、弊社に依頼する必要はないです。(それに応える自信もないです。)
     単純に、今の2Dでの仕事を、船の一区画でよいので、弊社に、弊社のやり方で設計させてください。
     

その5.AIに何も期待していない自分自身が、私には理解できない。
  理由:トップダウン型のAI、すなわち、現在のAI、は、教え込むことで最適解を導くものであり、
     ”設計の簡略化”に、他ならない。 と、考えてしまう自分自身は、おそらく勉強不足なのかもしれません。
     でも、どうしても、船舶設計において、AIの必要性を感じません。
     最適解は見つかっても、過去より良いものは産み出されない。
     ボトムアップ型の未来型AIの登場を期待し過ぎるあまり、現在のトップダウン型AIに魅力を感じておりません。
     知見の方、アドバイス、よろしくお願いします。
     ちなみに、AIには懐疑的ですが、CGには弊社は手を出しました。
     CGの技術は、弊社はすでに習得しましたので、船舶プロモーションビデオを作成したい場合は、
     弊社にご依頼ください。現場組み立て用の教材ビデオなども作れると思います。

2023年01月08日

NEDO案件のご紹介

NEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization)とは、
持続可能な社会の実現に必要な技術開発の推進を通じて、イノベーションを創出する、国立研究開発法人です。
NEDOに関連する補助金案件にて、弊社へ間接的な業務依頼があり、
水中ドローンと潜水士の協業に関する実証実験に弊社も参加致しました。
その案件に関する成果報告を、以下でご紹介した造船システム研究会にて、発表予定です。
水中ドローン(有線接続)は自作可能であり、低コストで手に入れることができます。
興味ある法人の方がいましたら、個別にご紹介致します。

2022年09月15日

造船システム研究会でプレゼンします

9月20日(火) 13時より、造船システム研究会が長崎県勤労福祉会館にて開催されます。
午後一のプレゼン担当として、私(内田)が発表します。
テーマは、船舶のデジタルツインについてです。
デジタルツインとは、”デジタルの双子”を意味し、船舶においては、現船を3Dモデルにて再現し、
現船の詳細情報をリアルタイムに事務所PCに表示するシステムです。
船主視点のデジタルツインへの取り組みを最初に紹介しますが、弊社は設計事務所ですので、
設計視点におけるデジタルツインについて、弊社の取り組みを詳しく紹介する予定です。
なお、造船システム研究会とは、長崎総合科学大学の松岡和彦教授が主催している研究会です。
先ほど松岡教授と本件の打合せをしたのですが、今回で70回目(?)の開催とのことです。
(松岡教授は、私が理事長を務めているNPO法人:海洋環境研究機構「K-CUBE」の顧問であり、
 弊社とも一部の事業で専門家契約を結んでいる方です。)

2022年09月15日

造船業のDXに繋がる技術開発・実証事業について

昨日7月21日に国土交通省より、造船業のDXに繋がる技術開発・実証事業について、補助金事業の案内がありました。

https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji05_hh_000238.html

申込締切日は、8月10日と短いですが、弊社も積極的に関わりたいと思っております。
外注や協業につきまして、ご相談、承っております。
よろしくお願い致します。

2022年07月22日

パソコン復旧に関する対応履歴

先日、私のPCが立ち上がらなくなってしまい、データの吸い出しに大変苦慮しました。
皆様は、突然自分のPCが立ち上がらなくなることを想定して、普段からデータのバックアップ等、備えていますか?
今回のブログは、誰にでも起こり得るPC不具合からの復旧につきまして、(自分のために)履歴を残したいと思います。
皆様が私と同じ状況に陥ったとき、以下をご参考にされてもかまいませんが、自己責任での対応をお願い致します。
また、弊社の通常業務は船舶設計業務ですので、以下のようなPC復旧業務はありません。
本件に関するお問い合わせや認識違いのご指摘等は、ご勘弁ください。あくまで私の場合、こうだった、というお話です。

【PC不具合発生状況】
 ・ノートPC→製品名は伏せます。
 ・OS→Windows10
 ・自動復帰→最初はこれで立ち上がっていたが、再起動で自動復帰不可になる。
 ・Microsoftアカウント→別PCでアクセスし、回復キーを入手。何をするにしても、この48桁の数字が必要。
 ・復元ポイント→自動生成された復元ポイントがあったためこれで復帰したが、再起動で不可になる。
         (自動生成された復元ポイントが勝手に変更になり、復帰不可になる。詳細不明。)
 ・更新プログラムの削除→復帰不可。
 ・USBからの回復→復帰不可。
 ・初期状態に戻す→復帰不可。
 ・コマンドプロンプト→システムファイルのチェックなど、簡易的なコマンドを試みるが、復帰不可。

【後悔していること】
 ・復元ポイントの手動作成を怠っていたこと。
 ・初回自動復帰成功時に、ファイルのバックアップを取らなかったこと。

【復旧方針】
 ・データの吸い出しを目的とする。全部ではなく、必要なデータに狙いを定めたい。
 ・ハード的な損傷の可能性あるので、PC自体の修理はデータ吸い出し後に、業者に依頼する。
 ・SSDは簡単に取り外せそうだったが、暗号化により、直接アクセスするのは手間がかかると自己判断し、
  コマンドプロンプトによるデータコピーを試みる。

【コマンドプロンプトによる外付けHDDへのデータコピー】
 ・コマンドプロンプト自体のドライブ→X:となっている。
 ・キーボード→日本語が打てない。ALT+半角を押しても、日本語入力不可。フォルダ名が日本語なので、対策必要。
 ・コピー&貼付→Ctrl+C及びVで可能。フォルダ名の日本語は、コピー&貼付にて入力する。選択範囲はタッチパネル。
 ・ディレクトリ→dirと打てば、フォルダ名及びファイル名称が現れる。
 ・ドライブ移動→C:と打てば、Cドライブに移動。
 ・フォルダ移動→cd C:\users\○○ で移動。
 ・フォルダパスの作成→dirでフォルダを展開し、次フォルダの名称をコピー。この作業を繰り返し、対象フォルダのパス作成。
 ・外付けHDDの割当ドライブ確認→D:に移動し、dirで構成確認。違ったら、E:に移動し、dirで構成確認。繰り返す。
 ・データコピー→X:に戻り、robocopy C:\○○ E:○○ /s と打つことで、C:\○○をE:○○にコピーできる。
         /sは、下位層もコピーするオプション。
【その他】
 ・robocopyを使う際、フォルダパスの中に半角スペースが入っているとエラーになる。”C:\○○”と囲むとよい。
 ・ホームページビルダーのサイト作成データは、\users\○○\appdataという隠しフォルダの中にある。
 ・Microsoft Edgeのお気に入りサイトや個別のパスワードは、Microsoftアカウントに紐付されている模様。

以上、誰にでも起こり得る、PC不具合関連の記事をUPしました。
コマンドプロンプトは操作を間違うとファイルが消える可能性もあるとのことなので、ご注意ください。
使うときは自己責任です。
今すぐにでも、復元ポイントの手動作成をお勧め致します。←今回の結論。

2022年06月29日

日本ものづくりワールド 2022 & SEA JAPAN 2022

2022年3月16日~18日 日本ものづくりワールド 2022
2022年4月20日~22日 SEA JAPAN 2022
上記につきまして、東京ビックサイトにて見学してきました。
私の狙いは、技術の比較です。
陸の最新技術を学び、海運業界や造船業界において、どのような技術を陸から取り入れればよいか、という視点で見学しました。
特に弊社が取り組んでいる3D設計の分野においては収穫が多く、様々な企業の方と名刺交換させていただき、誠にありがとうございました。

XRの比較事例を1つ紹介します。
ものづくりワールドでは、様々なVR体験をさせていただきました。
VRゴーグルを装着し、ビルの上から仮想で落ちるという、安全教育に使うVR体験や、新車の運転席を体験するVRなどがありました。その他、自転車のタイヤ回転数をデバイスなどを通じてMR空間に表示するデジタルツインも興味深かったです。
一方、SEA JAPANにおきましても、まだ実用前の技術でしたが、ARゴーグルを装着し、現実世界に配管を浮かび上がらせるAR技術を体験しました。
どちらも最新の技術なのですが、ものづくりワールドでは、エンドユーザー視点のものが多かったですが、SEA JAPANでは、設計者や現場作業員に対する技術が多かったと思います。
現場作業員に対する3Dデータは、エンドユーザーも手にすることができますが、作図スピード感は、製造工程、現場作業員への出図時期、エンドユーザーの承認、など、現実とマッチするのだろうかと疑問に思いました。

今回の見学で得た課題は様々ですが、深く学び、弊社にて1つずつ解決していきたい次第です。
弊社との協業に関してご興味がある企業がいらっしゃいましたら、是非お声かけください。

追伸:
e5ラボの新船も見学させていただきました。
ありがとうございました。

2022年05月02日

掲載画像について

ホームページのリニューアルに伴い、様々な画像を使用しております。
以前はテキストエディターのみでホームページを制作しておりましたが、今回はホームページビルダー22を使用しております。
ビルダーに添付されていたフリー素材を使用しており、また、船の写真につきましては社長本人が撮影したものです。
船の画像は定期的に変更していきたいと考えております。

2022年04月11日

フリー投稿

フリー形式でコメントを投稿していきます。

2022年04月01日